ポルトガル陸軍がコヨーテカラーのGLOCK17 Gen5を採用
近年、小火器の陳腐化が進むポルトガル軍では早急な兵器の一新を進めている。国営の武器供給公社であるINDEPが閉鎖されているためNATOの支援調達機関であるNSPAによるサポートで武器調達を行っているポルトガル軍であるが、2019年前半にはFNハースタルと契約しSCARやMINIMIなどを標準装備とすることなどを決めている。
そんな中、ポルトガル陸軍がサイドアームとしてGLOCK17 Gen5を採用することが発表された。ポルトガル陸軍用に用意されるグロックは専用仕様で、スライドとフレームをコヨーテカラーリングとしスライドトップにはポルトガル軍の紋章が刻印される。他にもストラップループやナイトサイトを備えるなどG19Xのような装いのモデルとなっている。
残念ながらこのコヨーテカラーのG17は一般市場では販売されないとのこと。
NATO軍の一員でありその任務も担うなど海外での活躍も見せるポルトガル軍であるが、使用する銃器の古さも目立っていた。サイドアームについても1960年代から採用しているワルサーP38を現在でも使用するなど問題が多かった。しかし、FNやグロックとの契約により、難航していた小火器の更新もこれでようやく一定の光が見えたと言えそうだ。